2024/04/13 20:30
「旬のもの」には意味がある !?
いよいよ本格的な春到来!
軽やかに過ごしたいですね。
・・・とはいうものの、
春を迎えるまでの、激しい寒暖差や不安定な天候で、
どうにも体がスッキリしない、なんて方が多いのではないでしょうか。
そんな時こそ、取り入れて欲しいのが、
この時期「旬」の "春野菜" たちです。
厳しい冬を乗り越えてきた野菜には、特有の魅力と高い栄養価があります。
春野菜の特徴は【ほろ苦さ】と【ほのかな甘さ】
【ほろ苦系春野菜】〜タラの芽、菜の花、たけのこ〜
山菜などの独特な“苦み”と“香り”。
この“苦み”と“香り”には、カラダにうれしい作用があるのをご存知ですか?
その正体は、「植物性アルカノイド」や「ポリフェノール」に由来します。
「春の皿には苦みを盛れ」という諺もあるくらい、この“苦み”と“香り”が、
冬のカラダを目覚めさせ、溜め込んだ老廃物をデトックスし、抗酸化作用も期待できるというわけなんです。
「ポリフェノール」といえば、特に赤ワインに多く含まれることは、言わずもがなですね。
【ほの甘系春野菜】〜春キャベツ、空豆、アスパラガス〜
そして、春キャベツや新玉ねぎなどの“甘み”と“瑞々しさ”は、春ならでは。
これらはビタミンやミネラルがたっぷり、色鮮やかで目にも美味しい食卓を演出してくれます。
春野菜に合わせるワイン
それでは、春野菜とワインを合わせてみましょう!!
🔸オーストリアの「グリューナー・ヴェルトリーナー」
キレのある酸とホワイトペッパーのようなスパイシーさが、ほろ苦系の野菜に寄り添う。
🔸ロワールの「ソーヴィニョン・ブラン」
柑橘類やハーブの清涼感ある香りとキリッと引き締まった酸が、グリーン鮮やかな野菜とベストマッチ。
素材を活かしてボイルなら「サンセール」、グリルなら「プイィ・フュメ」と使い分けても面白いですね。
これから旬がやってくるシェーブルチーズにも相性バッチリです。(チーズにも旬があるんですよ!!)
さらに、チャレンジしてほしいのが、
🔸オレンジワイン
野菜の持つ滋味深さとクセのある香りと味に、オレンジワインならではの“苦み”と複雑な“香り”がピタリと同調します。
オレンジワインに馴染みのない方は、醸し期間が短めで、ステンレスタンク醸造のライトなものから試してみましょう。
春の食材、ホタルイカにも合いますよ。
子供の頃には苦手だった山菜も、歳を重ねるごとに旨味を感じられるようになったのは、自然と体が欲しているのかもしれません。
旬の食材は良いことづくめ、積極的に取り入れましょう!